米現地時間5月10日、Red Hatとゼネラルモーターズ(以下、GM)は、エッジでのソフトウェア・デファインド・ビークルの促進を支援するために協業することを発表した。
両社は、GMのUltifiソフトウェア・プラットフォームの継続的な開発を目的に、機能安全認定Linuxオペレーティングシステム基盤を提供する「Red Hat In-Vehicle Operating System」を中心とした、エコシステムを拡大するとしている。
同システムをUltifiプラットフォームに統合することで、両社は以下を実現するという。
- 共通のプラットフォーム全体にわたるソフトウェアの整理統合と再利用によるコスト削減
- 開発サイクルの改善による新しい顧客機能およびソフトウェアの機能向上のより迅速な市場投入
- セーフティアプリケーションに関連するシステムの継続的な機能安全性の認定
- 新しいサービス、ビジネスモデル、および収益源の創出
Red Hatは、2023年に始まるGMのエンドツーエンド車載ソフトウェア・プラットフォームである「Ultifi」の段階的ロールアウトに協力。LinuxベースのシステムであるUltifiは、GMの開発者、サプライヤー、および開発者コミュニティ全体がすべて使用できるように設計されているという。多くのセンサーと大量の匿名データを利用できるとしている。
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