フューチャーアーキテクトは、ファミリーマートのサプライチェーン改革を支援し、12月に店舗への商品配送の最適化を実現するためのデータプラットフォーム「配送DMP(Data Management Platform)」の構築を完了すると発表した。
配送DMPは、物流倉庫から店舗への商品配送を最適化するための予実管理や配送シミュレーションに必要なデータを一元管理するプラットフォーム。ファミリーマートでは、「定温」「常温」「冷凍」によって配送条件が異なる商品を、販売ピークの時間帯に合わせて店舗へ届けることが求められるため、配送DMPにおいても配送条件に応じた基盤を段階的に構築してきたという。
今回構築した配送DMPは、従来、ファミリーマートと物流事業者それぞれが個別に管理していた出荷実績や業務の運用情報、店舗情報、与件情報などを一元管理することで配送業務をデータ化。ファミリーマートで管理する情報と物流事業者が管理する情報を掛け合わせることにより、ファクトに基づいた業務改善や予実管理を実現する。また、配送DMPに蓄積したデータに交通情報などの外部データを連携させることで配送コースのシミュレーションも可能になり、トラック台数の最適化による環境負荷やドライバーの負荷軽減、物流コストの削減など2024年問題に向けた対策にも寄与するとしている。
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