KPMGジャパンは、生成AIを活用した企業のデータ分析プロセス構築やデータドリブンな意思決定をサポートするアドバイザリーサービスの提供を開始した。
同サービスは、KPMGが保持するデータ分析に関する一連のナレッジや知見を生成AIへインプットすることにより、有用なインサイトを得られるよう支援するもの。また財務数値データだけでなく、ESG(Environment・Social・Governance)や人的指標なども考慮し、現代の企業経営にマッチしたデータ分析業務プロセス構築を実現するとしている。主な特徴は以下のとおり。
- プロセスの課題や原因を特定するための初期仮説出力:生成AIに適切なデータを与え、初期段階で仮説出しを行うことができる。どのようにデータを分析したら良いかわからないという課題に対して、議論のたたき台となる初期仮説を提示するように生成AIをチューニングする
- 様々な分析視点を提案するナビアシスト:データの深堀り、探索型のデータ分析ができないという課題に対して、監査法人の知見を生成AIにインプットしチューニングすることにより、選択肢を提示するかたちで生成AIが分析をサポート
- レポーティング業務における文書ドラフトの作成:定型的な報告文書、想定質問を生成AIがドラフトすることで、効率的にレポートのドラフトを作成可能
また同社は、このサービスの活用を通してKPMGが持ち合わせる分析観点・方法などのノウハウ取得もできるため、データ分析を行う人材育成の効果も期待できるとしている。
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