日鉄ソリューションズ(NSSOL)は青森銀行に向け、外為総合インターネットバンキングサービス「CrossMeetz(クロスミーツ)」の「Swift接続サービス」「Swift電文作成サービス」を提供すると発表した。2025年8月からの本番稼働を目指し、ISO20022移行対応を実現するとのことだ。
Swift加盟の金融機関は海外送金業務において、2025年11月までにISO20022に対応した業務への見直しが必要となっている。青森銀行ではISO対応に加えて、SWIFTNetへの接続では現行利用するSWIFTサービスビューロからの切替が必要となり、利用中のSwift Interface機能についても、代替手段の確保と現在の業務フローに代わるSwift電文作成・発信・受信の業務フローの構築が必要になったという。
こうした経緯を踏まえ、Swift電文作成・ワークフロー管理・発信・受信の業務にCrossMeetzの採用を決定。Swift MX電文作成・ワークフロー管理業務はCrossMeetz「Swift電文作成サービス」、Swift電文の発信・受信業務をCrossMeetz「Swift接続サービス」およびSwiftが提供する 「Swift Alliance Cloud」により実現するとしている。
Swift サービスビューロからの切替において、Swift Alliance Cloudによる長期的なソフトウェアライフサイクルの獲得、オンプレミスからクラウドへの転換によるトータルコストの抑制、ISO対応への知見を期待・評価され、採用されたとのことだ。
Swift接続サービスを採用することで、業務システムとSwift接続システムの集約を進められるという。これにより、ユーザーの利便性向上および手動オペレーションの発生を抑止でき、事務コストの削減および国際送金決済スピードの向上につなげることが可能になるとしている。
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