日鉄ソリューションズ(以下、NSSOL)は丸紅の金属本部に、コモディティ取引・リスク管理システム「Ratispherd(ラティスファード)」が導入されたことを発表した。丸紅のアルミニウム・銅地金をはじめとする複数商品の現物/デリバティブ取引管理、入出庫管理、計上管理、ポジション・損益管理などを支援する目的だという。
Ratispherdは、コモディティ商品全般(金属、エネルギー、食糧など)の現物取引・デリバティブ取引を統合的に管理する、NSSOLが開発したパッケージソフトウェアだ。総合・専門商社、エネルギー会社12社への導入実績があり、コモディティ取引に関わる業務(取引管理、在庫管理、損益・ポジション管理など)をサポートしている。
2023年5月に同システムは本番稼働し、システム維持コストの削減と保守運用効率の向上を実現するとともに、リスク管理の高度化を支援する商品横断のデータ統合基盤を整えたという。NSSOLは今後更なる業務効率の向上を目指し、システム稼働後に挙がったユーザー要望を整理して利便性を強化する機能開発に取り組んでいるとしている。
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