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Workday、新たなエージェンティックAIを複数発表 外部人財調達、契約交渉など

 Workdayは、Illuminateにおける新たなエージェントの提供を発表した。

 Illuminateは、同社が昨年発表した次世代AIブランドだ。すでに人材採用や給与管理、後継者育成などの関連業務を自動化するエージェントが発表、あるいはリリースされている。

 今回新たに追加されたエージェントは、採用プロセスに要する時間の短縮、現場従業員の業務体験の向上、複雑な財務プロセスの効率化、加えて従業員が必要な情報へ迅速かつ容易にアクセスできる環境の提供を目的として、開発されたという。

 今回追加された新しいエージェントは以下のとおり。

  • 外部人財調達エージェント:臨時ポジションに関心のある人財を特定し、採用選考プロセスを効率化するとともに、臨時雇用までの時間を短縮し、応募者の質を向上させる
  • 契約インテリジェンスエージェント:契約書のレビューを迅速化し、リスクの特定、重要な日付や料金の追跡、継続的な分析を行うことで、法的およびビジネス上の意思決定を強化
  • 契約交渉エージェント:契約内容に合った文章の作成、リスクの検出、修正案の提案を行い、契約交渉を迅速化
  • ドキュメント主導経理エージェント:文書からデータを抽出し、請求処理や請求書作成、会計仕訳を自動化することで、これまでの経理業務の生産性の水準を高める
  • フロントラインエージェント:テキストメッセージでの欠勤報告を可能にし、最適な代替要員を迅速に特定。コンプライアンスへの準拠と正確なシフト制の給与支払いを支援することで、現場の従業員やマネージャーの時間を節約
  • セルフサービスエージェント:従業員およびマネージャーの問い合わせに即座に回答し、複雑化した業務支援や日常的な手続きを代行することで、人事に関する情報確認や手続きなどのセルフサービスを支援
  • サプライヤー契約エージェント:契約条件に合った調達プロセスの中で、サプライヤー契約を積極的に見直し、納期や支払い条件などの義務、コスト削減などの機会を特定

 また、ユーザーは同社が提供するエージェント管理ソリューション「Workday Agent System of Record」を通じて、これらのエージェントを簡単に導入・管理できるようになるとしている。同ソリューションをコマンドセンターのように利用できるとのことだ。

提供時期

 契約インテリジェンスエージェントと契約交渉エージェントは、すでに提供を開始しているとのこと。セルフサービスエージェントは2025年内に提供を開始する予定だという。外部人財調達エージェント、ドキュメント主導経理エージェント、フロントラインエージェント、サプライヤー契約エージェントは、2025年内に限定的な提供を開始し、2026年初頭には本格的な提供を予定しているとのことだ。現時点では、いずれも英語での提供となっている。

ワークデイ株式会社 執行役社長兼日本地域責任者 古市力氏(2025年5月29日に開催された「Workday Elevate Tokyo 2025」にて)

ワークデイ株式会社 執行役社長兼日本地域責任者 古市力氏

(2025年5月29日に開催された「Workday Elevate Tokyo 2025」にて)

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