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大手小売業が人事データを可視化、カギは「1つに絞らないこと」勘と経験に頼らないシステム構築の術

IT人材のスキルを活かしてデータの「ばらばら・ぐちゃぐちゃ・まちまち」問題を解決するには

大手小売業が人事データを可視化、成功のカギは“1つに絞らない”こと

 次に田中氏は、とある大手小売企業における活用事例を紹介。従来、人事システムは企業規模にかかわらず、1つのシステムで統合することが正しいとされてきた。しかし、「それはベンダー側の都合によって定義されたもの。規模や業種などに合わせてシステムを適材適所で選ぶことが生産性を高める手法の一つだ」と指摘する。

 その企業はPathosLogosを中核に据えながら、人事給与システムとSmartHRを連携させて運用することで(勤怠管理については、既存システムを活かしつつ)従業員のデータを可視化。1つのシステムに統合するのではなく、グローバル人事システムと連携しながら、横串でデータを可視化できたとのことだ。

PathosLogosによってグループ全体の人材統合基盤を構築(クリックすると拡大します)

 また、カオナビとSmartHRを導入していた企業では「人事マスタの正確な所在が不明」という課題があったが、PathosLogosの導入によって解消できたという。

 「人事マスタを定め、全システムと連携させたことで、データの正しさがシステム上で保証され、給与計算に必要な情報も迅速かつ正確に集まりました。その結果、人数を増やすことなくアウトソーシングから内製化へと転換できました」(田中氏)

 なお、講演ではSmartHRでの扶養家族に関する申請データが、PathosLogosを介して人事システムに連携され、カオナビで確認するまでの一連の流れがデモンストレーションで紹介された。PathosLogosは「Talent Palette」「オフィスステーション 労務」「TeamSpirit」「KING OF TIME」「スキルナビ」など、既に30近くのSaaSと連携可能であり、直感的なUIでデータマッピング操作も容易に行えるという。

デモンストレーションの様子(クリックすると拡大します)

 さらに特筆すべき点として、田中氏は「大企業特有の人事業務の複雑性に対応できる点」を挙げた。兼務発令やグループ内出向、昇格といった業務にも対応できるだけでなく、部署のツリー構造を管理できる仕組みにより、親子関係を維持しながらも入力ミスが起きないように配慮されているとのことだ。

 また、給与業務においては、これまで「勘と経験とチームワーク」に依存していた確認作業をシステムで自動化している。「ほとんどの給与システムは税計算を担うが、そのほかの確認作業は属人的に行われていた。これが、属人化という課題を生んでいた」と田中氏。具体的には、前月との比較による変動理由の自動提示(例:休職による日割り計算)や、誰がいつ確認したかを追跡できる履歴管理機能、変更理由の明示機能などで対応しているという。

 さらに、プラットフォームに蓄積されたデータを活用することで、離職率の傾向把握といった高度な分析も可能になる。たとえば「IT部門全体で離職率が高く、なかでもエンジニアチームや勤続1~3年の層に課題が集中している」などの状況を定量的に把握可能だ。加えて、前年比較や評価別・属性別のクロス分析も瞬時に実行できるため、人的資本のマネジメントに活かせる分析基盤としてのポテンシャルも備えている。

 「システムというものは本来、人を助けるものであるべきです。しかし現状では、システムのためにデータを入力し、システムのために連携作業を行うといった、本末転倒な状況が存在しています。我々はこうした無駄な作業をすべてなくしたいと考えています。

 現在、多くの企業では人事業務が“勘と経験”に依存しているのが実態です。私たちは、そこにシステムを用いて生産性を高め、工数を削減し、余力を創出する。さらに、その余力を活かしてデータ分析までを一気通貫で行えるようにするためのプラットフォームを提供しています。それこそが『PathosLogos』です」(田中氏)

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務とWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業した。編集プロダクション業務では、日本語と英語でのテック関連事例や海外スタートアップのインタビュー、イベントレポートなどの企画・取材・執筆・...

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