Anthropic(アンソロピック)は、東京で今秋、アジア太平洋地域で初めてとなる事務所を開設し、AIアシスタント「Claude(クロード)」の日本語版をリリースすると発表した。背景には、日本企業におけるClaudeの急速な普及と、パナソニックや楽天といった大手企業との戦略的提携があるとしている。
Claudeはこれまでも日本語や文化を理解していたというが、アンソロピックが今後発売する日本語版は、スマートフォン、ウェブ、デスクトップなどのプラットフォーム上で完全にローカライズされた日本語対応が可能となり、自然な日本語でクロードと対話できるようになるとのことだ。
日本企業は、すでにClaudeの機能を様々な場面で活用しているという。
- 楽天:複雑な自立型コーディングプロジェクトでClaudeを活用。7時間ノンストップの開発セッションを実現し、開発者の生産性が向上
- 野村総合研究所:文書の分析ワークフローをClaudeで刷新。複雑な日本語文書の分析処理時間を数時間から数分に短縮
- パナソニック:Claudeを自社の業務プロセス、およびAIを活用したデジタルファミリーウェルネスプラットフォーム「Umi」に導入、法人および個人向けの多様なユースケースに対応
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