セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は3月25日、三菱UFJ銀行が自律型AIエージェント「Agentforce 360 for Financial Services」の本稼働を開始したことを明らかにした。三菱UFJ銀行は、2025年8月に同ソリューションを選定し、約6ヵ月の構築期間を経て本格運用を実現したという。

三菱UFJ銀行が導入したAgentforce 360 for Financial Servicesは、既存のSalesforce基盤にAIエージェントを拡張する形で構築されている。これにより、営業担当行員とAIが共通基盤上で協働し、実業務を完結できる次世代型業務モデルの構築を目指しているとした。
本稼働によって、法人・個人営業の最前線で実務を担う行員の業務に、AIによる支援が直接組み込まれる。AIエージェントは、Salesforce上に分散した顧客情報の収集業務を担い、顧客属性や提案・取引履歴などのデータを横断的に活用。これにより、より深い顧客理解と対応が可能となるという。
また、AIエージェントは行内ナレッジへの即時アクセスも支援。ベテラン行員の暗黙知やノウハウに、行員が自然言語で問いかけるだけでアクセスできる仕組みとなっている。これにより、経験の浅い行員でもベテラン層の知見を容易に活用でき、組織全体で提案品質の均一化と高度化が期待される。
三菱UFJ銀行では、今後もAgentforce 360の活用範囲を拡大し、様々なAIエージェントとの連携を進める方針だ。Salesforceは今後も同銀の多様な専門業務の支援やマルチエージェント環境構築をサポートしていく。
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