SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Events & Seminars

「金融、通信、製造」「クラウド、MDM、ILM」に注力、インフォマティカ・ジャパン新事業戦略を発表


インフォマティカ・ジャパンは12月9日、新社長就任に伴う新事業戦略を発表した。

インフォマティカ・ジャパン株式会社代表取締役社長 吉田 浩生氏
インフォマティカ・ジャパン株式会社代表取締役社長 吉田 浩生氏

 インフォマティカ・ジャパンは12月9日、都内で記者発表会を開催し、金融、通信、製薬・製造の3つの業界を対象にMDM・ILM・クラウドデータ統合の3分野の製品を訴求していくことを明らかにした。従来のパートナー体制は維持しつつ、業界に特化した新たなパートナーの募集を行うほか、同社自身による直販を行うことで販売体制を強化する。

 今回の事業戦略発表は11月1日の吉田浩生氏の代表取締役社長就任をうけたもの。新戦略では、市場のニーズを踏まえて注力分野を定めた製品戦略の策定(Solution)、ターゲット業種の絞り込み(Sector)、直販やパートナー制度などによる販売体制の拡充(Sales)の3つを柱として、日本国内での販売拡大を図る。

 新戦略で特に注力するのは、Cloud Data Integration(クラウド関連のデータ連携)、MDM(マスターデータマネジメント)、ILM(インフォメーション・ライフサイクル・マネジメント)の3分野。「クラウドは一時的なトレンドではなく新しい潮流だと見ている。ユーザーにとって価値のあるソリューションを提供したい」(吉田氏)と新分野への注力を示しつつ、「MDM、ILMといった分野は長年にわたり注目を集めているものの依然として十分に浸透していない。ここは大きなビジネスチャンスと捉えている」(同)と意気込む。

2010年度の製品注力分野はクラウド、MDM、ILMの3つ
2010年度の製品注力分野はクラウド、MDM、ILMの3つ

 注力商品に合わせて販売ターゲットも絞り込む。同社が手がけた案件のデータや市場調査などを分析した結果、特にMDMやILMへの着手意向が高いことが判明した金融・保険、製薬・製造、通信分野でのシェア拡大に注力していく。「これまでは、製品の性質的に業種を選ばないこともあって満遍なくアプローチをしていたが、今後はより大きな付加価値を届けることができる大容量のデータを扱う業種に対して重点的に提案していく」(吉田氏)という。

製薬・製造、金融、通信分野で導入ニーズの強いMDM・ILM
製薬・製造、金融、通信分野で導入ニーズの強いMDM・ILM

 また、各分野での構築ノウハウを持つSIer、同社の製品とのシナジー効果が期待できるパッケージベンダーなどとのパートナー体制も整える予定だ。新パートナーは5~6社程度を想定しており、すでに協業に関するオファーなども進めている。パートナー数の拡大にあわせて、販売方法やコンサルティング手法のレクチャーや営業同行など支援体制の強化も進める。

パートナー体制の充実によって国内市場の拡大を図る
パートナー体制の充実によって国内市場の拡大を図る

 2010年第3四半期は、ライセンスの売上高で対前年同期比40%増、構築・サポートなどを含めた売上高も33%と堅調な伸びを見せ、グローバルでは30四半期連続での成長を達成している。「2008年度こそリーマンショックの影響を受けて成長率は鈍ったものの、以降も引き続き堅調な伸びを見せている。今後は『3つのS』を全社的なスローガンとして掲げて、さらに国内での売上拡大を図って行く」(吉田氏)とした。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
Events & Seminars連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2722 2010/12/10 10:59

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング