MongoDBの人気No.1Scalaツールキット「Casbah」
国内でも人気の高いNoSQLデータベース「MongoDB」ですが、そのMongoDB用にJavaと互換性のあるScalaドライバがあることをご存じでしょうか。
その名は「Casbah」- MongoDBを開発する10GenのBrendan McAdams氏によって書かれたオフィシャルドライバです(正確に言うと、10GenではCasbahのことをドライバではなく"ツールキット"と呼んでいます)。JavaドライバをScalaでラップしたものです。最新のバージョンは2.1.5で、オフィシャルドライバになった2.0以降、ユーザ数を急激に伸ばしています。MongoDBのScalaドライバはほかにもいくつかあるようですが、オフィシャルなのはCasbahだけのようです。洗練された使い心地に高い評価があつまっている様子。Scala使いな方にオススメです。
原因は拡張性!? Ubuntu OneがCouchDBの使用を中止
世界で最も人気のあるLinuxディストリビューションといえば、長いことUbuntuがその地位を独占していたのですが、最近はやや人気にかげりが見えてきた様子もちらほらと……。とはいっても、LinuxシステムのシェアにおけるUbuntuが占める割合が高いことに変わりはありません。
Ubuntuの開発元である英CanonicalはUbntuユーザのためにオンラインストレージサービス「Ubuntu One」を提供しています。このUbuntu Oneでは同期サービスの構築にNoSQLのApache CouchDBを使っていたことで知られます。ところが11月21日、CanonicalはCouchDBベースのサービスをストップすることを発表しました。パートナー企業と一緒になんとかしようとずっと努力してきたけれど、「CouchDBを使って何百万ものユーザに対してスケールすることは難しい。逆にスモールデバイスに対して適切にロードするには、CouchDBは大きすぎる(スケールダウンできない)」とのこと。要するにCanonicalの望むようにスケールできなかったことが原因らしいですが、CouchDBにとってはあまりおもしろくない発表だったといえます。
Ubuntu Oneでは、既存のコンタクトリストやプレイリストなどのデータベースへのアクセスは残しておくものの、データベースへの外部アクセスを近いうちに停止するとしています。またその他のCouchDBベースのサービスの開発ももそのほとんどを中止するとのこと。現在のところ、代替として何が採用されるのかは明らかになっていません。
データベースを攻撃者から守れ! PHPユーザのための25のサンプル
DB Onlineの今月の特集は「データベースセキュリティ」、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどは、ずっと以前からその存在も手口も明らかになっているのに、一向に被害が減る気配がありません。
オープンソースのサーバサイド言語として高い人気を誇るPHPは、Webアプリケーション開発の現場でも非常によく使われています。同時にもっとも攻撃の標的となりやすい言語です。PHPの脆弱性を突いた攻撃の例は枚挙に暇がありません。
PHPでセキュアな開発を行うには何に気をつけるべきなのか、どんなコードを書けばよいのか、そんな悩める開発者のためのサンプル集を発見しました。PHP開発における25の鉄則がサンプルコードとともに紹介されています。初心者はもちろん、中上級者の方にもぜひ参考にしてください。