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「Fusion-ioはSSDではない!」―カットスルーアーキテクチャによる圧倒的なパフォーマンスとは

DB Online Day 2012レポート

去る2012年9月11日に行われたDBOnlineDay2012。当日行われたセッションの中から、本稿ではFusion-io(フュージョンアイオー)のセッションを様子をお届けする。

Fusion-ioはSSDではない!

フュージョンアイオー株式会社 インターナショナルセールス ジャパンアカウントマネージャの大浦 譲太郎氏
フュージョンアイオー株式会社
インターナショナルセールス
ジャパンアカウントマネージャ
大浦 譲太郎氏

 「Fusion-ioは、SSDではありません」

 ―フュージョンアイオー株式会社 インターナショナルセールス ジャパンアカウントマネージャの大浦 譲太郎氏は、セッションの冒頭、同社の製品がSSD(Solid State Drive)とは違うものだと強く主張する。

 Fusion-ioの製品は、「NAND型フラッシュメモリベースの高速半導体ストレージ」であり、これを同社では「ioMemory」と呼んでいる。SSDは、最近ではノートPCのストレージとしても広く普及しつつある。Fusion-ioの製品は、PCI Express型のSSDだと誤解されることが多いとか。あえて言うならば、SSS(Solid State Storage)だという。

 Fusion-ioは、2008年にPCIスロットに刺すフラッシュメモリ・ストレージ製品をいち早く市場に投入している。同社には、Appleをスティーブジョブズ氏とともに立ち上げた、スティーブ・ウォズニアック氏がChief Scientistとして参画しており、Fusion-ioの技術を支えている。大浦氏によれば、ウォズニアック氏は「ウォズニアック氏は、Appleの技術を支えていた人です。ある意味『オタク』『ギーク』の鏡のような人です」。

 Fusion-ioのビジネスは、急激にビジネスを拡大している。「2011年には50ペタバイトぶんのストレージを出荷しています」とのこと。サーバーベンダーとの協業も積極的に進めており、2012年にはシスコ、さらにはストレージベンダーのNetAppとの提携も行っている。

 Fusion-ioの適用は、広範囲にわたる。Microsoft SQL ServerやOracleなどのデータベースはもちろん、仮想化、分析、Microsoft Exchangeなどのコラボレーション製品など幅広く対応している。導入している企業も海外ではニューヨーク証券取引所やfacebookなどさまざま。製造業、政府機関などでも採用されている。また、面白いところでは映画『アバター』などの3D CGの制作スタジオでもFusion-ioの製品が活用されている。

 日本においてもサイバーエージェント、gloops、楽天、ドリコム、ドワンゴなどの企業で実績がある。

 「ネット系の企業での採用が多いように見えますが、これは事例公開の許可を得ているところです。これらは、ほんの一部であり、国内でも金融や外資系メーカーなど数多く採用されています。大規模な事例としては、通信キャリアでもFusion-ioが活用されています」(大浦氏)

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カットスルーアーキテクチャによる圧倒的なパフォーマンス

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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