Tilly’s社によりリアルとオンラインの連携ブランド展開

Alertはアプリケーションのテンプレートと、ブランドや企業がおこなうキャンペーンのプラットフォームを提供する。クーポンやバーコード、QRコードのデータをCRM上のデータと連携させることが容易になる。日本の小売企業などの事例も今年度の後半から公開される予定だ。

すでにこのAlertは米国の小売業界で導入が進んでいるという。代表的な例は、今年はじめに全米小売業界(NRF)の『BIG Show 2013』で発表されたTilly'sのキャンペーン事例などがある。米国西海岸を拠点にするアパレル、フットウェア、アクセサリの専門小売店であるTilly’s社は、マイクロストラテジーのAlertをベースに、店舗、オンライン、の情報を連携させたブランド環境をつくっている。 昨今の、O2Oなどで課題となっている「オンラインデータとリアル店舗データ、CRMデータの統合」を実現している。
ビッグデータという言葉が浮上して久しいが、ここへきてその波は静まるどころか、データ・アナリティクス、統計、ソーシャル分析などのカテゴリーに分かれてますます浮上してきている。分析を武器とするためのソリューションの具体事例も、アプリケーションやツールのレベルでどんどん登場してくる中で、マイクロストラテジーのAlertの事例は近々、面白いものが登場してくるだろう。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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