パラレルスは9月27日、来日した米ParallelsのCEOバーガー・スティーン(Birger Steen)氏を囲むラウンドテーブルを開催。同社のビジョンや同社が強みを持つSMBマーケットの展望、オープン規格APSの取り組みなどを説明した。スティーン氏は、2010年8月まで米MicrosoftでSMB&Distribution担当バイス・プレジデントなどを務め、2010年9月にParallelsに入社、2011年2月からCEOを務めている。
クラウドサービスプロバイダー向けソリューションでのリーディングカンパニー

コンシューマ向け仮想化ソフトが知られているパラレルスだが、売上の3分の2はクラウドサービスプロバイダー向けのクラウド基盤の管理ソフト「Plesk Panel」や自動化ソフト「Plesk Automation」、仮想化ソフト「Virtuozzo」などのソリューションが占めている。
スティーン氏は、ビジネスの現状として、グローバルで9000社のサービスプロバイダーが同社のソリューションを採用しており、4万人のWebデベロッバ/デザイナ/リセラー、400のISV、25のSI企業などによるエコシステムを構築していることを紹介。「クラウドサービスプロバイダー向けソリューションでのリーディングカンパニーだ」と強調した。
日本法人は2006年に設立され、認定パートナーは、KDDI、大塚商会、GMOクラウド、データホテルなど50社超。今年から土居昌博氏が代表取締役に復職し、前社長の富田直美氏が名誉会長という新体制になった。
日本市場向けに新製品Plesk Panel 11.5をリリースするなど、日本市場においてもリーダーのポジションにあるという。
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齋藤公二(サイトウコウジ)
インサイト合同会社「月刊Computerwold」「CIO Magazine」(IDGジャパン)の記者、編集者などを経て、2011年11月インサイト合同会社設立。エンタープライズITを中心とした記事の執筆、編集のほか、OSSを利用した企業Webサイト、サービスサイトの制作を担当する。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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