アナログ地上波によるテレビ放送が終了する2011年に向け、放送サービスのデジタル化が急速に進んでいる。一方で、インターネットのブロードバンド化も目覚ましい。通信業界と放送業界で既得権益をめぐりせめぎ合っているが、通信と放送の融合は技術的観点からは着実に進んでいる。同時に、視聴者にとって本当に嬉しいサービスとは何なのかが改めて問われているように思う。さまざまな取り組みがあるが、今回はこれまで放送局から送られてきたデータのみでしか楽しめなかったテレビ番組を、インターネット上の視聴者の生の反応と連携させて視聴することにより、格段に見方が広がり面白くなるというユニークな研究を紹介してもらう。 (DB Magazine 2007年2月号より転載)
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中村 聡史(ナカムラ サトシ)
京都大学大学院情報学研究科特任助手。2004年大阪大学大学院工学研究科博士課程了。情報通信研究機構専攻研究員を経て2006年より現職。博士(工学)。ユーザーインターフェイス、Webなどの研究に従事。情報処理学会、日本データベース学会等会員。
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