レノボでは、2017年7月にThinkAgileブランドを発表し、Nutanixソフトウェアを搭載したHXシリーズ、SXNシリーズ、Microsoft Azure Stackを搭載したSXMシリーズ、VMware vSANを搭載したVXシリーズとハイパーコンバージド製品のポートフォリオを拡充してきた。
今回発表されたVXシリーズ3モデルは、中小規模のワークロード、高性能なGPUを活用するVDI(仮想デスクトップ)、およびラックスペースの削減に貢献できる高密度集約に適した製品であり、より幅広い企業がThinkAgile VXを選択可能になったという。
■ThinkAgile VXシリーズ新モデル
・Lenovo ThinkAgile VX2320:1Uラック搭載型のモデルで、中堅・中小規模のワークロードに適している。
・Lenovo ThinkAgile VX3520-G:高機能GPU NVIDIA Tesla M60 / M10を最大2枚搭載可能なモデルで、Windows 10やワークステーション環境のVDI化に適している。
・Lenovo ThinkAgile VX3720:2U筐体に最大4ノード搭載できる高密度型モデルで、さらに設置スペースを削減することができる。
「Lenovo ThinkAgile VX」は、エンタープライズでの豊富な実績から高い信頼性を持つレノボのハードウェアに、VMware vSAN環境を構築したアプライアンス製品になる。稼働検証済みのサーバーにレノボがVMware HypervisorとVMware vSANを事前に導入・設定し、すぐに利用可能なシステムをユーザーに提供するため、設計・導入にかかわる手間を大幅に削減できるという。
また、ThinkAgile XClarity Integrator for VMware vCenterでハードウェアとソフトウェアを一元管理でき、システムを停止することなくファームウェアアップデートを行えるローリング・ファームウェア・アップグレード、Proactive Platform Alertと連携することにより、ハードウェアの障害を事前検知して仮想マシンの退避を自動的に行う機能等も備えている。
今回のラインアップ拡充により、ストレージ容量やIO能力だけでなく、集約度やグラフィックス性能の異なる6つのモデルから要件に応じて選択できるようになるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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