日本ヒューレット・パッカードでは、HPE(ヒューレット パッカード エンタープライズ)の最新ハードウェア製品とパートナー企業の中堅・中小企業向けソリューションを組み合わせたソリューションパッケージを提供する、グローバルなパートナープログラムを展開している。2017年9月には、データセンター事業者である沖縄クロス・ヘッドとの協業により、バックアップ・ソリューションパッケージを開発、提供している。
今回、このグローバルなパートナーエコシステムの一環として、デジタルテクノロジー、クエスト・ソフトウェア、新興サービスと共同で「データ安心パック」を、そして国際テクノロジーセンターと共同で「仮想化HA自動化パック」を、それぞれ提供開始する。
「データ安心パック」概要
「データ安心パック」は、Windows OSのファイルサーバーを簡単に保護・復旧し、機器障害やランサムウェアのダメージから守るソリューションパッケージ。検証済みのウルトラコンパクトなHPEのサーバー「HPE TM200」とQuest社のデータ保護ソフトウェア「Quest Software Rapid Recovery 6.1.2」を組み合わせることにより、高度な専門IT知識を持つ管理者がいなくても短時間での導入・展開、および簡単な運用を実現する。
ソフトウェアを含むデータ安心パックのパッケージセットはデジタルテクノロジーが提供し、保守は新興サービスが窓口となって行う。検証済みの「HPE TM200」とOS、本パッケージセットを購入することでこのソリューションを簡単に構築できるという。
仮想化HA自動化パック概要
「仮想化HA自動化パック」は、国際テクノロジーセンターの「SmartHA」(自動化インストールツール)と、HPEのサーバー「HPE ProLiant DL360 Gen10」およびストレージ「HPE MSA 2050」、関連機器やソフトウェア、保守をセットにした仮想化パッケージ。
国際テクノロジーセンターの「SmartHA」は、ホスト障害の際にも仮想マシンの稼働を最大化する機能「vShpere HA」をわずか0.5人日で簡単に設定・構築できるようにするソフトウェア。エンジニアの構築工数を削減すると同時に、特別な専門知識がなくても冗長化したシステムの導入が可能。今回、HPEの先進的なハードウェアと「SmartHA」がパッケージとして提供されることにより、仮想化環境の導入や運用に関わる手間とコストを大幅に軽減する。