この製品は、全国銀行協会(全銀協)が制定した通信手順「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP 手順・広域IP網)」に準拠する「インターネットに対応した全銀TCP/IP手順」、および同じく従来型の「全銀TCP/IP手順」に対応するソフトウェア。
従来の電話回線(アナログ/ISDN)を利用した全銀TCP/IP手順の利用ユーザーが、順次インターネット対応手順へ移行するにあたり、両手順を併用して使用できる。
「Biware 全銀TCPクライアント Ver.3.7」の主な特徴
1. インターネットに対応した全銀TCP/IP手順における通信の暗号化機能は、情報サービス産業協会(JISA)が作成したガイドラインに基づき、SSL/TLS方式による暗号通信技術を採用。
2. API連携、コマンド連携の2つのシステム連携手段を用意しており、この製品の通信機能を業務システム/ソフトウェアに組み込んで利用できる。
3. スケジュールに沿った通信の実行や通信前後の処理の登録により、新旧の全銀TCP/IP手順によるEDIの自動運用が可能。
なお、インターネットに対応した全銀TCP/IP手順を搭載した「Biwareシリーズ」は今回のリリースが第1弾で、今後、クライアント手順/サーバー手順の両通信手順を実装したシリーズ最上位商品の「Biware EDI Station 2」についても、同手順に対応していくという。