SharePoint Online向け「Notes Data Converter」は、移行対象となるアプリケーションを限定せず、NotesからSharePoint Online上の各種アプリケーションへ円滑にデータ移行を実現するという。Notes上の文書データや添付ファイルだけではなく、文書データの更新者情報・閲覧権限などの情報も移行が可能となる。
ネオアクシスは、20年以上にわたり、Notesを中心としたグループウェアなどのコミュニケーション基盤を数多くの提供し、6月にはNTTデータイントラマート社のintra-mart向け「Notes Data Converter」の販売を開始している。
コミュニケーション手段が多様化する中で、機能別に複数の製品やクラウドサービスを組み合わせる企業も多くあり、そのようなIT環境に対応するため、今回、移行ツールの第2弾として、SharePoint Online向け「Notes Data Converter」を提供することになったという。
SharePoint Online向け「Notes Data Converter」の特徴
・文書データの閲覧権限の移行も可能
従来のデータ移行ツールでは、閲覧権限は再現できず、移行したデータの全てが閲覧可能な状態になってしまうため、閲覧権限の再設定が必要となる。SharePoint Online向け「Notes Data Converter」では、閲覧権限であるNotesの「読者フィールド」も、SharePoint Onlineへ移行することが可能なため、閲覧権限を再設定することなく、Notesの閲覧権限を保持したままデータを移行できる。
・移行元と移行先のアプリケーションを限定しないデータ移行が可能
従来のデータ移行ツールでは、標準的なアプリケーション以外は移行対象外とするものが多くあった。ネオアクシスのSharePoint Online向け「Notes Data Converter」は、Notesアプリケーションの「フィールド名」を自動解析し、その情報をSharePoint Onlineアプリケーションの「列名」に、プルダウンメニューから選択することで、マッピングが可能です。これにより、移行元と移行先のアプリケーションを限定せずにデータ移行を行うことができる。
・移行作業時間を約90%削減
SharePoint Online向け「Notes Data Converter」を利用することで、手作業によるデータ移行の作業時間と比べ、約90%の作業工数の削減を実現できる。
なお、オフィス家具を提供するオカムラがSharePoint Online向け「Notes Data Converter」の利用を開始しているという。