「KICS」は、産業用制御ネットワークおよびネットワークに接続されたPLC(Programmable Logic Controller)やSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)などを監視することで産業用制御システムの保護を目的とする、ソフトウェアとサービスを含む製品になる。
ソフトウェアは、ネットワーク上の通信を監視する「KICS for Networks」とエンドポイントを監視する「KICS for Nodes」で構成されている。ITシステムとは異なる産業用制御システムの制約や運用ポリシーを踏まえ、既存の制御プロセスを変更することなく最適なサイバーセキュリティ対策の導入を支援するという。
2016年6月に日本市場で販売を開始して以来、いくつかのパイロットプロジェクトを経て、市場で求められる機能として三菱電機のMC Protocolをバージョン2.0からサポートしてきた。KICS2.7では、新たにオムロンのFINSを含む20余りのプロトコルをサポートする。
これにより、適用できる制御システムが増えることになり、導入しやすくなる。また、利用ライセンス構成を変更し、それに合わせた価格体系も変更した。