今回の契約により、社内外のシステムやクラウドなどと連携し、非構造化データを含めた様々な情報の一括検索を可能にする検索エンジン「Sinequa ES(シネクア・イーエス)」の取り扱いを10月15日から開始する。CTCは、「Sinequa ES」の導入や活用のコンサルティングから技術サポートまで、トータルなサービスを提供するという。
ライフサイエンス分野では、新薬開発の高速化や効率化を図るため、産官学連携でのオープンイノベーションや膨大なデータの解析を通したデジタル・トランスフォメーションを推進している。文書や様々な種類のデータが日々生み出される中、研究・開発や製造・販売など製薬会社の業務において、必要な情報をいかに早く効率よく探し出すかが開発期間短縮を図る上で重要だという。
「Sinequa ES」は、非構造化データが格納されている社内外のシステムやクラウドなどと連携し、複数ソースに対し一括検索を行うコグニティブ検索エンジン。ファイルサーバや各種データベース、ポータル、メール、Webサイト、SNSなどを総合的に検索し、情報を分析・分類して表示する。自然言語処理と機械学習の機能を備えており、文書からのテーマの抽出やカテゴリー化で検索結果の精緻化を実現している。
使いやすいユーザーインターフェースや検索結果のビジュアル化に加え、外部APIを通して他システムとの連携も可能だとしている。
「Sinequa ES」の主な特徴
1. 180種類以上のシステムと接続
検索対象となるシステム、ソフトウェア、クラウドと連携するためのコネクターが180種類以上、標準で装備されており、従来、各システムで検索していた作業がSinequaの検索ポータルから実現できる。また、ライフサイエンス業務に特化したソフトウェアやサービスに連携するコネクターも提供している。
2. 特許技術をもつ自然言語処理
日本語や中国語、アラビア語を含めた21言語の自然言語処理に対応。ドキュメントやメール文書などの非構造データについて、高度な認識技術によるカテゴリー化や自然文検索が可能。
3. AIを装備
機械学習を備えることで、自分や他のユーザーの検索履歴や参照履歴などベースに、一般的な全文検索よりも高度な検索機能を提供することが可能。