この製品は、特権IDに関する管理・運用フローを整備し、各種の監査業務に対応可能なオールインワンソリューションとして、これまで250以上の企業に採用されてきた。様々なサイバー攻撃や内部不正による情報漏えいを防ぎ、サーバへのアクセス管理をさらに強化することを目的として、新バージョンでは、以下の機能を中心に刷新した。
新バージョンで強化された機能
・特権IDのパスワード管理機能を強化
従来のバージョンでは、パスワードの定期的な変更を含む「パスワード管理機能」は、外部製品と連携することで実現していた。新バージョンでは、この機能を内製化することにより、標準機能として利用できる。
・アクセス制御機能に即時遮断を追加
事前に設定した不正行動を検知した場合に、即時かつ自動的に通信を遮断することで、不正行為を速やかに排除できるようになった。
・特権ID管理の運用時におけるワークフロー機能を拡張
この製品を利用する企業から寄せられた、「運用業務のさらなる負担軽減」や「監査への対応強化」などのニーズを踏まえ、特権IDにかかわる申請から承認までの運用業務について、システム化の範囲を拡大し、ワークフロー機能を充実させた。これにより、特権IDを利用または管理するユーザーが、所定の書式とプロセスに基づいた手続きをすることが容易になるとともに、記録されたログは内部統制の証跡として利用できる。
・マルチテナント利用に対応
製品の機能を、マルチテナント方式で利用できるようになった。これにより、複数の企業や組織を跨いでID管理を行う場合でも、本製品1つでアクセス管理が実現できる。
・APIを公開
APIを使って、管理機能を含む本製品の各種機能を導入企業がカスタマイズできるようになった。これにより、従来ではCSV形式などで実現していた外部のシステムとの連携が、より容易に行える。