「Pro-Keeper」は、ファイルを3つのストレージに分割して保管し、データを不完全な形態に変換するため、データを保持するという概念をなくしてしまうという。不完全で不安定なデータであるため、マルウェア等も動くことはないという。
操作は、Windowsのエクスプローラと同様で、アイコンをダブルクリックすれば、分散保管されている分割片を収集・復号し、オリジナルファイルを開封する。
内部ストレージやUSBメモリ等の外部ストレージに保管されている分割片は不完全な物であり、単独では全く意味をなさない。クラウド保管に不安をいだいてをいる企業も多く存在するが、クラウドはハードの故障によるデータ消滅を防ぐ手法を取っているため、最も効果のある利用方法を導き出すことが可能だとしている。
脅威に対する「Pro-Keeper2.0」の特徴
セキュリティを強化すると使い勝手が悪くなり、業務効率が低下することがある。「Pro-Keeper」は利便性を落とさず、日常のWindows操作と同様な動作で安全性を保証するという。
・サイバー攻撃による情報漏えい・改ざん
ファイルをドラッグ&ドロップした瞬間に分散保存され、分割片は無意味で不完全な形式になる。仮に1分割片が窃取され流出したとしても情報漏えいにならないまた、原本の改ざんも不可能。
・マルウェア(ランサムウェア)による破壊
マルウェアは、doc、docx、xls、xlsx、ppt、pptx、js、exeなどのマクロ形式やJavaScriptなどで活動する。分割片に侵入されたとしても活動することはない。残りの2片で復元し修復処理を実行する。
・OSのアップデートによる消滅
分割片は異なる保管先にあるため、OSアップデートが関係ない場所に保存すれば悪影響を受けることはない。アイコンをダブルクリックすれば、オリジナルファイルが復元される。