「DGX-2」は、NVIDIA社が並列コンピューティングやディープラーニングに向けてハードウェアのアーキテクチャを最適化したAIシステムの最上位機種になる。16基のGPU「NVIDIA Tesla V100」を搭載し、既存モデルの「NVIDIA DGX-1」の約2倍となる2ペタFLOPS(1秒間に2,000兆回の浮動小数点数演算)の性能を実現する。
全てのGPUを相互接続するバススイッチ「NVIDIA NVSwitch」により、GPU間をつなぐ帯域幅も24倍の2.4TB/秒となり、通信やディープラーニングのソフトウェアも改善してハードとソフト両面の性能向上により学習性能をDGX-1の10倍に向上している。
大幅に性能向上した「DGX-2」を利用することで、開発・検証環境の準備に時間を費やすことなく、より大容量で複雑なデータの並列処理が高速に行えるようになり、大規模なディープラーニングに取り組むことができるとしている。
CTCは、2017年9月からDGXシリーズの提供を開始しており、既存システムとの連携やフロントエンドの開発などを含め、「DGX-2」の導入設計から各種の設定、運用で企業をサポートするという。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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