ファイザーは、2日、社内の医薬情報担当者(Medical Respresentatives:MR)向けに配布する業務用携帯電話として、ソフトバンクの「Softbank X05HT」(HTC製)を3,000台導入すると発表した。Softbank X05HTは、Windows Mobileを搭載したスマートフォンで、Outlookやオフィスアプリケーションとの連携がしやすくなっている。
スマートフォン導入は、移動先や訪問先でのメール確認、スケジュールや資料を共有し、医師からの問い合わせへのリアルタイムでの対応、MR間のコミュニケーション強化により営業活動他を支援するのが目的だ。
大量の業務用端末の管理とセキュリティを確保するため、ファイザーでは、Microsoft System Center Mobile Device Manager 2008日本語版(SCMDM 2008)も同時に導入した。SCMDM 2008に、業務用端末の情報機能を維持させながら、グローバルなセキュリティポリシーを厳密に適用していくという。
SCMDM 2008と3,000台のWindows Mobile端末の組み合わせによる導入は世界最大規模となるそうだ。なお、導入から運用、システム構築はソフトバンクテレコムが行う。