日本オラクルは、スマートフォンアプリ「KYOUDOKO」の分析基盤に「Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)」が利用されていることを発表した。同アプリは、小田急電鉄および小田急エージェンシーがジョージ・アンド・ショーンとともに、小田急沿線の地域コミュニティ活性化を目的に開発したものだという。
小田急電鉄は、ローカルコミュニケーションをより効果的に活性化させるため、「OCI」で構築した分析基盤を活用し、来店誘導や、住民の地域に対する満足度向上を実現。本分析基盤は、一般的な顧客分析に限らず、「ファンとなり得る潜在顧客がどの程度存在しているか」や、「ファンとなってフォローしてくれた顧客とのコミュニケーションを適切に活性化できているか」、「店舗ファンの間で会話されている最近の重要なキーワードは何か」など、店舗と地域住民が密接な関係を築くことを目的にしているという。
今後、日本オラクルは、クラウド・テクノロジーの提供を通じて、住民や地域企業と協働しながら、スマートシティの実現と、社会や地域の課題解決に貢献するとしている。
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