ソフトウェアのテスト・品質向上支援サービスを提供するバルテスは、同社の運営する品質向上プラットフォーム「Qbook」にて行った「Internet Explorer 11 サポート終了に関するアンケート調査」の調査結果を発表した。
調査結果によれば、回答者の47%が現在の業務でIE(EdgeのIEモード含む)を使用しているとのこと。内訳としては「IEを使用」と回答したのが12%、「EdgeのIEモードを使用」が35%と、回答者の4割以上がIEサポート終了後もIE(EdgeのIEモード)を使用していることが判明したという。
また、依然業務で使用している理由については、「社内の業務システム上利用せざるを得ない」が65%と最多となった。次いで「顧客対応で必要」が17%、「自分が使い慣れている」、「社内でIEを使うよう決められている」といった回答も一定数見受けられたという。その他の回答には、一部のSaaSアプリでIEが指定されている、市販ソフトウェアでIE前提のものがあるなどが挙げられているとのこと。
同社取締役の角田誠氏は今回の結果を受け、IEを継続利用している企業が想定以上に多かったと述べる。情報漏洩といったセキュリティ上の懸念事があるにも関わらずIEが使用されている理由として、他のブラウザとの互換性のない、IEを前提に開発されたシステムを運用し続けていることがあるとしている。
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