PwCコンサルティングおよびPwCアドバイザリーは、AIによる運用計画の最適化ソリューションを提供するALGO ARTISと協業し、それぞれAIを活用し開発・提供してきた需要予測と計画最適化ソリューションを、共同ソリューションとして提供開始する。同ソリューションの支援対象は、製造、エネルギー、小売、物流、運輸業などにおける、サプライチェーン上の様々な業務だという。
協業を通じ3社は、共同で顧客の収益最大化・競争力向上に向けた計画業務のDXを支援する。具体的には、PwCコンサルティングがAI経営推進に向けた構想・戦略策定、そして次世代型需要予測ソリューション「MDF」の開発・提供を行い、ALGO ARTISが計画最適化ソリューション「Optium」の開発・提供を行うことで、AIを活用した計画業務における「予測・最適化ソリューションパッケージ」を提供していく。PwCアドバイザリーは、需要予測サービスの提供を行うほか、ALGO ARTISと共同で事業計画、財務計画、生産・販売・調達などの計画策定の高度化支援を行う。
これにより、オペレーションの起点となる需要予測およびその予測に基づく運用計画の最適化を、包括的に、高精度かつ多面的に行うことが可能になる。近年激しさを増す環境変化に対する意思決定を高度化・迅速化することで、より強靭なサプライチェーンの実現に貢献するという。
3社は今後、様々な領域でのソリューション展開も視野に入れ、戦略的パートナーシップの構築を進めていくという。
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