SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Enterprise IT Women's Forum

2025年1月31日(金)17:00~20:30 ホテル雅叙園東京にて開催

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

ヒロセ通商がFX取引システムを全面刷新

「Oracle Coherence」を活用し、急増する顧客口座数と取引量に対応

「Oracle Coherence」は、複数ハードウェアを横断した仮想的な共有メモリ領域を実現し、ハードウェアのメモリ上限値に依存しないインメモリ高速処理を可能にするサーバー製品。この共有メモリ領域内でメモリ・データのバックアップを内部的に維持することによって、ハードウェアやネットワークの障害を透過的にフェールオーバーする、高信頼性インメモリ・データ管理が可能となる。

一方のヒロセ通商は、2004年に対面取引でFX事業を開始。同年11月には海外製為替システムを利用したオンライン取引のサービス提供を開始している。その2年後、同社は自社のオンライン取引サービスへの全面移行に向けて、口座数の急激な増加に対応すべく、1秒間の同時接続数2,000、50通貨ペア取引を可能にするスケールアウト可能なシステムを2007年5月より導入した。

しかし、同社のサービスは、口座数を大きく伸ばしたことに加えて、取引通貨ペアの種類が業界で最も豊富で、かつ最低取引通貨単位が小さいという特長によって、予想をはるかに超えるトランザクションが発生し、さらなるシステムの全面的な改善が急務となっていた。

というのも、業界での一般的な取引は1万円を1単位として行われるが、同社の顧客は最小単位の取引として1000円から行うことができるため、同じ1万円の取引でもシステム面の処理量は10倍のトランザクション(1000円 X 10単位)が必要となっていたという。

今回ヒロセ通商が刷新したシステムでは、大量データに対するデータ処理や計算処理の高速化、金融機関やオンライ本システムは、金融情報系システムの開発、提供を得意とするフラクタルシステムズが「Oracle Coherence」を活用して開発したFX取引企業向けの取引システム「U-Forex1」をベースにしている。

システムの処理能力は大幅に向上し、たとえば、ロスカット処理の検証においては、従来のシステムでは、10万口座10万ポジションでのロスカット処理に数分かかっていたものが、新システムでは10数秒で完了したという。

なお、本システムは、「Oracle Coherence」を中核として、「Oracle WebLogic Server」、「Oracle JRockit」および「Oracle Database」、「Oracle Real Application Clusters」も活用されている。


【関連リンク】
・「Oracle Coherence」製品概要
http://www.oracle.co.jp/campaign/coherence/index.html?cid=3201NOK0308110401

 

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/1904 2009/10/02 13:05

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング