NTTデータは、地銀共同センターに参加する13行とともに、2028年1月に地銀共同センターに「統合バンキングクラウド」を適用することを決定した。これにともない、2024年4月より開発に着手するという。
統合バンキングクラウドは、NTTデータが構築するクラウド上に、複数の共同利用型勘定系システムを搭載できる共同利用勘定系システム向けバンキング専用国産クラウド。これにより、NTTデータが自社データセンターにハードウエア・ミドルウエアなどを集約できるという。また、クラウドサービスとして提供することで、効率的な運用や金融機関の管理負担の軽減を通して、永続的なサービスを実現可能だとしている。
NTTデータは、以下の3段階で同社の提供する共同利用型勘定系システムを段階的に統合バンキングクラウドに搭載する予定だという。なお、2024年にオープン化した「MEJAR」は2030年頃の適用を目指すとのことだ。
今後は、MEJARなど他システムへの展開、他業態の金融機関への拡大などを進めることで、日本最大のバンキング専用クラウドへ発展させるとしている。
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