NTTデータは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)第3期/スマートモビリティプラットフォームの構築」の公募に採択された。
同研究開発では、社会課題の解決やSociety 5.0の実現に資するようなモビリティサービスの創造に向けた取り組みを行うという。同社が担うテーマは「人と情報をつなげるThe Japan Mobility Dataspaceによるスマートモビリティ社会の実現」。地域やエリア、プラットフォームごとに分散管理されたデータを連携させ、分散連邦型データ連携基盤「Japan Mobility Data Space」を中核とする以下4つの項目に関する研究開発を行い、実装を目指すとしている。
- 研究開発項目(9):多種多様なモビリティプラットフォーム/関連データの統合・相互利活用基盤の構築、実証
- 研究開発項目(10):安全・快適・豊かなモビリティの実現のための、サイバーフィジカル型道路空間デジタルシステム基盤(デジタルサンドボックス)の構築
- 研究開発項目(11):都市OS上のモビリティ対応サービスの開発
- 研究開発項目(16):スタートアップ等の事業者間のモビリティデータシェア・共有が可能な基盤となる「Shared Service for Mobility(SSM)」の構築
同社は今後、Japan Mobility Data Spaceの構築・実装を通して、データ・ツール・サービス・人をつなぎ、日本におけるモビリティデータの流通基盤を提供するという。これにより、新たなモビリティサービスの実現に寄与していくとのことだ。
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