今回、日本IBM東京基礎研究所が開発したビジュアル・エディター技術は、誰でも一目でWebページの読み上げ順序が理解できるよう、コンテンツの読み上げる流れを一筆書きのように連続した矢印で表示するというもの。
読み上げ順序を修正する際には、矢印と矢印の間を適切な場所にドラッグ・アンド・ドロップするだけで既存のコンテンツに変更を加えることなく読み上げ順序を修正することができるという。また、コンテンツの読み込みや読み上げ順序をひとつ一つ詳細に調べたり、Webページ全体の読み上げ順序を大まかに認識することに柔軟に対応できるよう、読み上げ順序表示の粒度を調節することも可能だ。
IBMによれば、この技術は、Webページの読み上げ順序の改善に加え、プレゼンテーション・ソフトで作成された資料、PDF形式で作成された文書、Flashコンテンツ、さらには携帯端末(PDA)や携帯電話などの小さな画面で既存のWebページを閲覧する際の操作性や一覧性の向上に応用することもできるとのこと。