「Net’Attest FileZen」は、機密情報を含むファイルや大容量のファイルを、関係者間で安全に、容易に受け渡しするためのアプライアンス製品だ。アプライアンス製品であるため、社内に設置後すぐに使用でき、特別にエクストラネットを構築する必要もない。ファイルの操作はすべてWebブラウザから行い、使用している機器やOSに依存しない。通信はSSLによって暗号化され、インターネット上で使用しても機密性が保たれる。また、ファイルのアップロード時に、ウイルスチェッカによってファイルの安全性を確認する機能が標準で搭載されているという。
「Net’Attest FileZen」には「プロジェクト」機能と、新機能の「めるあど便」機能の2つのファイル転送の方法がある。
「プロジェクト」機能によって管理されるのがファイルを共有する関係者。プロジェクト内の関係者だけが、受け渡されるデータにアクセスできる。また、プロジェクトに参加するメンバーの一人一人について、アップロードのみ、ダウンロードのみ、フルアクセスなどのアクセス権限設定を行える。プロジェクトに参加していないメンバーには、そのプロジェクトの存在そのものが見えないという仕組み。
この「プロジェクト」機能は、特定の目的を持つ関係者間での、安全な一時共有フォルダとして活用できます。『Net’AttestFileZen V2.0』では、直感的で分かりやすいアイコンを使用するなど、マニュアルなしで、すぐに使い始められるように、ユーザーインターフェースを大幅に改良しているとのこと。
一方の「めるあど便」は、プロジェクトとは関係なく、任意の受け手に対してファイルを渡す際に使用する機能。渡したいファイルをアップロードする時に、相手先のメールアドレスを入力することで、ファイルのダウンロードを促す通知メールを送信。このメールには、ファイルをダウンロードするための専用URLが記入されており、受信者は、その専用URLをクリックすることでファイルのダウンロードが行える。企業で使用する場合、外部へのファイル送付は事前に上長の承認が必要と判断される場合があるが、「めるあど便」では、事前の上長等の承認を受けて初めてファイルのアップロード、メールの送信ができる、承認機能も搭載している。