SBテクノロジーの子会社であるM-SOLUTIONSは2024年8月30日、「kintone」と生成AIを連携できるkintone連携サービス「Smart at AI for kintone Powered by GPT」が、kintoneアプリ内の情報からRAGを構築・参照し、テキスト生成できるアップデートを実施したと発表した。この機能は同サービスの無料版でも利用可能とのことだ。
今回のアップデートで、kintoneアプリのデータベースから情報を参照できるようになるという。
具体的なユースケースは以下のとおり。
FAQアプリを参照し、顧客の問い合わせに適切な回答案を生成
顧客からの問い合わせに対して、FAQを管理しているアプリから最も関連性の高い情報を検索し、自社の情報を利用した回答案を生成するという。
社内規約などのナレッジから情報を検索
社内規約などのナレッジから情報を探したい場合に、社内規約アプリから情報を参照することで、効率的かつ短時間での情報検索が可能となるという。
アンケート結果を分析し、報告書の作成をアシスト
たとえば、セミナーのアンケート結果を管理するアプリで、セミナー実施日ごとに絞り込みを行ったデータから参照することが可能。日別のアンケート結果を参照・分析し、報告書などの文章作成に利用できるという。
同社は、kintoneアプリに保存されている社内データを参照することで、ハルシネーションの防止や、関連性の高い情報を参照した問い合わせ対応、ナレッジ共有の効率化を実現するとしている。
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