ニコンではこれまで、ホスト・コンピューター上で稼動する原価計算システムの運用を継続してきた。しかし、同社では、複雑化したシステムの整備と業務効率の向上を目指し、2007年頃から再構築に取り組み、基幹システムの1つである原価計算システムの刷新に着手したという。
日本オラクルによれば、原価計算システムは、ニコンの全事業に関連する大量のデータを元に一定時間で結果を算出する必要があるため、新システムの中核に「Oracle Partitioning」と「Oracle Advanced Compression」を活用し、データベースの処理性能を向上。特にデータ圧縮を得意とする「Oracle Advanced Compression」の採用によって、データ容量を1/4に削減したこととディスクI/Oを削減した。
新システムでは、富士通製SPARC Enterprise M4000、ストレージとしてETERNUS4000モデル500、そしてデータベース管理ソフトとして「Oracle Database 11g」の組み合わせを採用し、2009年4月に本格稼動を開始した。
【関連リンク】
・「Oracle Advanced Compression」製品概要
http://www.oracle.com/lang/jp/database/advanced-compression.html
・Oracleデータベース移行詳細
http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/news/article/09/0902/?from=b
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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