2026年2月10日、Gartnerは、2026年の世界におけるソブリンクラウドIaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)支出が、前年比35.6%増の800億ドルに達するとの見通しを発表した。
地域別では、中東・アフリカ(89%)、アジア太平洋の成熟地域(87%)、欧州(83%)が2026年にソブリンクラウドIaaS支出で高い成長率になる見込み。2026年の支出額では、中国が470億ドル、次に北米の160億ドルの見通しで、成長率はいずれも20%台になると見込まれているという。欧州は2027年には北米を上回ると予測されている。
地域別ソブリンクラウドIaaS支出予測、2025~2027年(百万米ドル)/出典:Gartner(2026年2月)
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また、ジオパトリエーションが現実になりつつあります。Gartnerでは、ジオパトリエーションへの関心の高まりにより、現在グローバルクラウドプロバイダーで稼働しているワークロードの20%がローカルクラウドプロバイダーへ移行すると見込んでいる。加えて、ソブリンクラウドIaaSへの支出の80%は、新たなデジタルソリューションあるいはクラウド環境への移行を予定しているレガシーワークロードが主な原資になると予測している。
ローカルのクラウドプロバイダーによるシェア拡大や、各国政府による規制や国家安全保障案件に対応したプラットフォームの地域化の要請が高まる中、ハイパースケーラーにはさらなる圧力がかかっているとのことだ。
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