2026年7月15日、日立ソリューションズは、カプコンに対し「Snowflake」を活用したデータ分析基盤の構築と、「Tableau Cloud」へのレポート基盤統合を支援したと発表した。
カプコンでは、事業拡大とデータ量の増加にともない、分析基盤の処理性能の低下や障害時の復旧時間の長さが課題となっていた。新たに構築した基盤は、事業部門横断でデータ共有がしやすくなり、レポート作成時間を約80%削減。また、処理の高速化とスケーラビリティの向上により、大量データの安定的な分析や、SaaS型AI予測ツールとの連携も容易になったという。さらに、障害時のデータ復旧時間を約75%短縮しているとのことだ。導入効果の詳細は以下のとおり。
- データ分析基盤を、社内サーバー上のリレーショナルデータベースからSnowflakeへ移行。従来と比較し、レポート作成時間を約80%削減するとともに、データ復旧時間を最大約8時間から約2時間へ短縮
- リレーショナルデータベースにデータを集約した巨大なデータマート構成から、大規模なデータレイクを基盤としつつ、用途ごとのデータマートを複数用意する構成へと見直し、パフォーマンス向上と、実務で扱いやすい環境を実現
- Tableauのオンプレミス版とクラウド版で併存していたBI環境をクラウド版のTableau Cloudに統合し、二重ライセンスによるコスト増やデータのサイロ化、サーバー運用負荷を解消
- Snowflakeの標準コネクタを活用することで、SaaS型AI予測ツール向けのデータ作成や加工、連携が容易になり、運用負荷を軽減
カプコンは今後、ゲームの販売データに加え、アミューズメント施設やプロモーションイベントなどのデータも連携させ、横断的かつ高度な分析を推進していくとしている。また、整備したデータ基盤を活用し、販売予測や異常検知に加え、RAGや自然言語で問い合わせができるAIエージェントの作成や検証など、AI活用の本格化を進めていく計画とのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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