「Oracle Application Integration Architecture 3.1」では、19種類の「プロセス統合パック」がオラクルのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware 11g」に対応する。「プロセス統合パック」の事前に定義された業務プロセスを活用することによって、オラクルが提供する多種類のアプリケーション製品同士や、オラクルのアプリケーション製品と他社製のアプリケーション製品を、業務プロセス単位で効率的に連携することができるという。
「Oracle Fusion Middleware 11g」に対応したことで、SOAに関する技術要素を連携するための技術標準SCA(Service Component Architecture)に準拠した設計や開発ができるようになったという。単一の開発画面で「プロセス統合パック」で提供されるビジネスプロセスの全体を確認しながら、簡単な操作で設計や開発が可能だという。
また、システムにより異なるデータ形式や通信プロトコルの定義を自動生成するツール「Oracle AIAService Constructor」を活用することができるようになったという。これによりシステム統合時に必要な開発作業を大幅に効率化することが可能だとしている。
また、以前のバージョンに加えて、新たに次のような3種類の「プロセス統合パック」が提供可能になったという。
・「Oracle Design-to-Release Integration Pack for Agile Product Lifecycle Management for Process and Oracle Process Manufacturing」:オラクルのプロセス製造業向け製品ライフサイクル管理アプリケーション「Agile PLM for Process」の製品の記録とレシピを管理する機能と「Oracle E-Business Suite」のプロセス製造業向け生産管理アプリケーションを連携することが可能な製品。
・「Oracle Serialization and Tracking Integration Pack」:偽造医薬品の流通を防止するための製品に対するシリアル番号管理や流通経路の履歴管理を行う「Oracle Pedigree and Serialization Manager」と生産・在庫管理を行うオラクルERP製品「Oracle E-Business Suite」を連携することで大量のシリアル番号対応プロジェクトを短期間で構築し、複雑なリスクの低減も可能になる製品。
・「Clinical Trial Payments Integration Pack for Siebel Clinical」:「Siebel Clinical」と連携して、治験の請求処理の自動的なプロセスを実現することが可能。
■ニュースリリース
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