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ブロードバンドタワー、稼働中のデータセンターで空調電力を約8.8%削減

山武のエアフロー改善ソリューション「AdaptivCOOL」を利用

ブロードバンドタワーは、震災以前から省エネおよび環境負荷の低減に取り組んできた。それにより、2010年2月に約200平方メートルの独立サーバールームで約20%の空調電力を削減するなどの実績を積み上げてきた。今回は、山武の協力を得て同社のエアフロー改善ソリューション「AdaptivCOOL」を利用し、1200平方メートルのサーバールームにおいて空調効率の改善に取り組んだという。

その結果、データセンターサービスの品質に影響を及ぼすことなく、稼働中の空調機の一部運転停止を実現し、空調機消費電力の約8.8%削減を実現したとしている。

・空調電力削減プロジェクト概要
プロジェクト開始時期:2008年10月より検討開始。2010年3月より「AdaptivCOOL」試験導入開始
対象区域:首都圏データセンター内独立サーバールーム
削減方法:「AdaptivCOOL」を利用したエアフロー改善
予測効果:約8.3%の空調電力削減
削減結果:約8.8%の空調電力削減(停止空調機台数:8台)

「AdaptivCOOL」は、複数のソリューションから成り立っており、今回はCFDシミュレーション、「HotSpotr」、監視ツールの3つを導入したという。エアフローに影響を及ぼす全ての物理的な情報をCFDシミュレーションに投入し、現場の温熱環境を再現しており、ここで求めた最適な温熱環境を「HotSpotr」で実現した。これにより、稼働中のサーバールームの機能を停止することなく、確実な省エネルギー効果をあげることができたという。

■ブロードバンドタワーのWebページ
http://www.bbtower.co.jp/
 

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