アシストは、各種運用管理ツールの取り扱いと年間5,300社以上の顧客企業への技術支援で培った経験、ノウハウ、事例をもとに、最小の設計と実装負荷で、高品質なITサービスを提供できる仕組みをITサービスマネジメント実践ソリューション「ENISHI」として体系化し提供してきたという。
「ENISHI」では、障害監視やバッチジョブ運用の自動化などの「運用管理の基盤整備」から、定期報告/分析やインシデント管理などの「品質向上」、さらに事業継続計画策定やSLM(サービス・レベル・マネジメント)などの「最適化」に至るまで、IT運用管理に必要なプロセスや機能をすべてフレームワークとして体系化しているため、現状と照らし合わせ、次に取り組むべくステップを明確にすることができるという。
また、取り組むべき課題に対して、IT運用管理の改善に必要なプロダクトと支援サービス、そしてノウハウを組み込んだ「イベント管理強化ソリューション」「インシデント管理強化ソリューション」「インフラ構成管理ソリューション」「モニタリング最適化ソリューション」の4つのソリューションを、アシスト独自の「ENISHI実践ソリューション」として提供しているという。
「ENISHI実践ソリューション」では、顧客企業のニーズに応じたプロダクトや支援サービス導入前に、構築に必要なヒアリングなどを実施し、設計、構築、評価改善というフェーズでサービスを提供してきたという。アシストは、障害発生時の迅速な対応や予防、そしてITサービスを恒常的に安定稼働させるためには、現状把握などの診断フェーズがさらに重要であるとして、今回、「ENISHI実践ソリューション」の4つのパッケージングにそれぞれ診断フェーズをサービスとして追加することになったとしている。
その第1弾として、システム監視の目的を明確化し、障害の検知漏れや不要なアラート発生のない最適なモニタリングを実現する「モニタリング最適化ソリューション」をより強化する目的で、「モニタリング診断サービス」を提供開始するという。このサービスは、現状のシステム監視について課題を抱えている企業のみならず、何らかの対策済の企業も含めて、現状の課題やあるべき姿をアンケート形式にてヒアリングし、次の3つの観点で、システム監視についての現状と対策をアシストがレポートとしてまとめ、無償で提供するものだという。
1.システム軸(バランスよくかつ網羅的に監視が行えているか)
2.時間軸(現在実施している監視が将来的な予兆をとらえる仕組みとして十分か)
3.視点軸(システム、サービス、エンド・ユーザの3点から現状のITサービスを多角的に分析)
これにより、ユーザーは、現状分析や検討に要する時間を短縮できることに加え、この診断結果をもとに、必要十分なシステム監視を実施できているか、また将来的に対策を講じるべき点があるかなど、日々のシステム監視や運用方針を見直す機会を得ることになり、より適したシステム監視を実現することが可能になるとしている。
なお、7月4日に開催される「アシストフォーラム2012 in 東京」では、「立体的システム監視の実現! アシスト式「3D」モニタリングとは」と題して、システム監視のトレンドと、このサービスの紹介が行われるという。
◎「アシストフォーラム 2012 in 東京」
https://www.ashisuto.jp/seminar/?id=7092
日時:2012年7月4日(水)
会場:京王プラザホテル
■「ENISHI」の詳細
http://www.ashisuto.co.jp/solution/enishi/index.html