「StorMagic SvSAN」は、「VMware vSphere」をインストールしたサーバのローカル
ディスクの空き領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用可能にするバーチャルアプライアンス製品だという。高価なSAN/NASストレージを導入することなく、安価に共有データストアを構築できるとしている。仮想マシンをダウンタイムなしで別ホストに移動できる「VMware vMotion」のほか、「VMware HA」機能も物理的な共有ストレージなしで利用可能だという。
「StorMagic SvSAN5.0」は、「VMware vSphere5.1」環境に対応したという。また、管理コンソールの機能強化によりインストール工数が大幅に削減され、従来30~60分を要していた仮想ストレージの展開が15分程度で完了可能になったという。
さらに、新たにSNMPをサポートしたことで、多拠点に複数導入した仮想化環境のVMwareとStorMagicのステータスも、本社やセンターオフィスの1つの「VMware vCenter」で一元的に遠隔管理でき、システム管理者の工数も削減可能になったとしている。これにより、「StorMagic SvSAN5.0」は、リモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)での導入が増えており、米国ではすでに2600店舗を対象とする大型導入事例もあるという。
2月に発売が予定されているプリインストール版オールインパッケージ製品「SVP」は、外付けストレージを使わず、専門の管理者が不要で使いやいという「StorMagic SvSAN」のメリットを生かして、中小規模システムの仮想化環境を低価格で容易に導入可能にするとしている。最新版の「SVP」は、x86サーバ2台に、「VMware vSphere5.1」と「VMware vCenter」「StorMagic SvSAN5.0」をあらかじめインストールした状態で出荷されるという。
発表によると、「StorMagic SvSAN5.0」の主な新機能と特徴は次のとおり。
・VMware vSphere5.1に対応
・Streamlined Interface (管理コンソールの機能強化)
インストール工数が削減され、15分程度で仮想ストレージ環境のデプロイが可能。・Automated Scripted Deployment (管理コンソールの機能強化)
ROBO環境など多拠点への展開が最少の工数で展開可能。
・SNMPサポート
センターオフィスから複数拠点のステータスを集中管理可能。