センドメール株式会社が、メールセキュリティの統合運用・管理ソフトウェアの最新版 「Mailstream Manager 3.0 日本語版」の販売を6月10日より開始した。
「Mailstream Manager」は、ウィルス/スパム対策、情報漏洩防止、誤送信防止やコンプライアンスのためのメールポリシー設定・実施を一元的に行うメールセキュリティ統合運用・管理ソフト。スパム/ウィルス対策フィルタの精度の高さ、ユーザ独自のポリシー設定が柔軟かつ容易に行えることから、ISP、金融機関をはじめ多くの導入実績がある。
最新版では、S/MIMEによるメール暗号化/復号化およびメール添付書類のパスワード付Zipファイル圧縮をサーバ側で行う機能、問題のあるメールの処理履歴を記録・管理可能な「コンプライアンスインシデント管理」機能を追加することで、情報漏えい防止やメール監査機能を強化。設定したポリシーに合わせて暗号化が必要なメールを自動的に判定し、S/MIMEによるメール本文の暗号化、メー ル添付書類のパスワード付Zipファイル圧縮をサーバ側で自動的に行う。これにより、暗号化前の平文メール、圧縮前の添付書類をアーカイブすることができ、社外への送信前に必要な暗号化の実施を徹底することができる。
さらにコンプライアンスやポリシーに違反した可能性のあるメールを、送信前にサーバ側で隔離し、インシデントとしてどのように処理したかを記録・管理する機能が追加され、メール監査/メー ル管理者は、WebベースのGUIにより、発生したインシデントをタイプ別、送信者アドレス別、重要度別などの各種条件で効率的に把握することが可能となった。
「Mailstream Manager 3.0 日本語版」の価格はオープンプライスで、センドメールの販売代理店を通じて販売。出荷開始は、Linux版が2008年6月16日、Solaris版が7月21日を予定している。今回、送信メールの暗号化機能を強化したことで、センドメールは、インバウンドおよびアウトバウンドの双方向のメールセキュリティを統合運用管理可能なプラットフォー ムとして、初年度4億6千万円の販売を見込んでいるという。