この製品は、業務データをより高速かつ確実に処理するために最適化したハードウェア、ソフトウェアを一体化したデータベースシステムで、従来の富士通のデータベースシステムに比べ最大20倍の性能向上を実現しているという。さらに、スマートソフトウェアテクノロジーにより、設置したその日からデータベースの利用が可能になり、バックアップやリカバリーなどの運用も簡単に行えるとしている。
この製品により、高性能・高信頼なデータベースシステムをすぐに利用開始でき、使いやすさを追求した自動バックアップやワンクリック復旧機能により、運用負荷を大幅に軽減できるとしている。さらに、オープンスタンダードなデータベース「PostgreSQL」のインターフェースを採用しているため、豊富なソフトウェアやパッケージを活用できるという。また、「PostgreSQL」のバージョン間の互換性を保証しているので、資産を継続して利用できるという。
富士通は、ハードウェアとソフトウェアを一体化し、導入・運用に最適な構成で提供する製品を垂直統合プラットフォーム「Dynamic Integrated Systems」として新たに体系化したという。この製品は、その第1弾として、データベースシステムに最適化した垂直統合製品だという。
発表によるとこの製品の特徴は次のとおり。
・高性能・高信頼
高速なPCIe SSDにデータベース全体を搭載することにより、I/Oボトルネックを解消してCPU性能を最大限に引き出し、従来の富士通データベースシステムの最大20倍の性能でトランザクション処理可能。
・すぐに使える
リソースを最大限に活かすためのチューニングが実施された状態で提供されるため、複雑な導入・設定作業が不要で、誰でもデータベースをすぐに利用可能。
・オープンスタンダード
オープンスタンダードなデータベース「PostgreSQL」互換のインターフェースを提供しており、既存のソフトウェアやパッケージとの接続性や親和性を保持。また、「PostgreSQL」のバージョン間の互換保証を行い、資産継承性を向上。