「vZip」は、スタンダードvSphere Webインターフェースに強度な暗号化とZIP圧縮機能を提供するという。使用していない休止状態の仮想マシンを、暗号化および圧縮することで、仮想環境のセキュリティの強度を高め、コンプライアンスへの準拠、ストレージコストの削減、およびデータ転送時間の短縮を実現できるとしている。
PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)では、仮想環境の視点として、休止状態の仮想マシンのセキュリティ対策も必要となっており、「vZip」を使用して、その要件に準拠することができるという。さらに、「vZip」を使用して休止状態の仮想マシンを圧縮することで、必要なストレージスペースを削減することで、物理およびクラウドのストレージコストを削減することができるとしている。
「vZip」は、VMware vSphereのPlug Inで、GUIベースによる操作が簡単であり、複雑な仮想マシンの管理を簡素化するという。
発表によると「vZip」の主な特徴は次のとおり。
・休止状態の仮想マシンを暗号化および復号化
パスワードまたはデジタル証明書を使用して仮想マシンを暗号化。
・休止状態の仮想マシンを圧縮および解凍
ZIP圧縮で仮想マシンのサイズを最大80%圧縮し、時間と貴重なリソースを節約。
・圧縮/暗号化した仮想マシンをコピー
仮想マシンをネットワークパス、またはVMwareのデータストアへコピー。
・仮想マシンの開始/停止
仮想マシンを圧縮/暗号化する前に仮想マシンを停止し、アクションが完了すると仮想マシンを再起動が可能。
・VMware VSphereと統合
「vZip」は、VMware vCenter のPlug Inで、使用していない仮想マシンを圧縮/暗号化し、ディスクスペースのコストを削減し、データ転送時間を短縮し、かつセキュリティを確保。管理者は、vSphereのvZip GUIを使用して、仮想マシンを管理。