日本HPは、大規模拡張性と容量単価を追求した新しいコンセプトのストレージサーバー「SL4500」の提供を12月20日から開始する。この製品は、1ノードあたり、スペースあたりのストレージ容量密度を最大化することにより、容量単価を徹底的に抑え、大量のデータを経済的に格納することができるという。
サーバーノードには、「HP ProLiant SL4540 Gen8サーバー(SL4540 Gen8)」を搭載し、高性能なプラットフォームを実現するとともに、リモート管理機能iLO 4による「自働サーバー機能」を提供するという。
「SL4540 Gen8」には、アーカイブストレージや大容量NASアプリケーション向けの1ノードモデル(60ディスク、最大容量180TB)、メールやNoSQL向けの2ノードモデル(各ノード25ディスク、最大容量75TB)、Hadoop、Verticaなどのビッグデータ分析基盤向けの3ノードモデル(各ノード15ディスク、最大容量45TB)の3モデルをラインアップするという。
また、日本HPはソフトウェアベンダーと協業し、「SL4540 Gen8」と各種ソフトウェアとの組み合わせ検証、共同プロモーションなどを実施していくという。現在、協業を表明している企業は、SCSK、Cloudera、レッドハットの3社で、今後、参画企業を順次拡大していくとしている。
・サーバーノード「HP ProLiant SL4540 Gen8サーバー」
「Gen8」テクノロジーの採用により、高性能の分散ストレージ基盤を実現するとともに、リモート管理機能「iLO 4」による優れた運用管理性を提供。
<主なスペック>
プロセッサー:インテルXeonプロセッサー E5-2400シリーズ×2
メモリスロット:12×DDR3 DIMM
ネットワーク:1Gb Ethernetポート×2/10Gb Ethernetポート×2(オプション)
PCIスロット:1(ノードごと、オプション)
リモート管理機能:iLO Management Engine (iLO 4)
アレイコントローラー:HP Dynamic Smartアレイ B120i (サーバー内蔵側)
HP Smartアレイ P420i (ディスクシェルフ側)
・用途に応じたラインアップ
1ノードモデル(60ディスク、最大容量180TB):アーカイブストレージ、大容量NASアプリケーション用途に最適
2ノードモデル(各ノード25ディスク、最大容量75TB):Web2.0、Eコマース用途に最適
3ノードモデル(各ノード15ディスク、最大容量45TB):Hadoop、Verticaなどのデータ解析用途に最適 (2013年春発売予定)