10日、株式会社富士通研究所は、紙や電子データ内の機密情報を部分的に暗号化し、許可された人だけが特定の暗号化された領域を閲覧することができる技術の開発に、世界で初めて成功したと発表した。
本技術により、印刷物や電子データを配布する際、個人情報などの漏えいを防ぐ必要のある部分のみを暗号化することが可能になり、ドキュメントのセキュリティの確保と、利便性の高い情報共有を行うことが可能。また、テンプレートを用いての暗号化と閲覧権限設定も可能なため、面倒な暗号化作業を自動化することもできる。同社は、本技術を適用した製品、ソリューションを本年度中に提供していく構えだ。