「Networld SVP for VDI」は、仮想共有ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」を搭載し、サーバー上の内蔵ディスク領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用するため、高価で複雑な外付けのSAN/NASストレージを導入することなく低価格でVDIを導入・運用できるという。
「Networld SVP for VDI」は、Microsoft OSを含む、VDIに必要なソフトウェアを、ユーザー規模に応じた構成で信頼性の高いCisco UCSサーバーにプリインストールし、初期設定と3年間の保守までを基本パッケージにした製品だという。
ネットワールドは、これまで「StorMagic SvSAN」を搭載した中小規模向けVDIオールインワン・パッケージを、20~70ユーザーに対応可能な構成で提供してきたという。最近、企業によるVDI導入が本格化してきたため、今回、シリーズを刷新して、50~200の範囲で、必要なユーザー数に合わせた製品の提供に踏み切ったとしている。
100ユーザ以上には、インライン重複排除とRead/Writeのキャッシュ技術による、I/O高速化とストレージ容量削減を実現する「Atlantis ILIO」を搭載することにより、1仮想デスクトップあたり100 IOPS以上の高速なデスクトップ環境を実現できるとしている。
なお、「Networld SVP for VDI」は、仮想デスクトップソフトウェアとして「VMware Horizon View」を搭載しており、年内には「Citrix XenDesktop」版の発売も予定しているという。