「StorMagic SvSAN」は、ハイパーバイザーをインストールしたサーバの、ローカルディスクの空き領域をiSCSIの共有ストレージ領域として利用可能にする仮想アプライアンス製品。高価なSAN/NASストレージを導入することなく、安価に共有データストアを構築しできるという。
仮想マシンをダウンタイムなしで別ホストに移動するライブマイグレーションのほか、HAまたはクラスター機能も、物理的な共有ストレージなしで利用できるという。
最新版の「StorMagic SvSAN 5.1」は、「Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V」環境に対応した。これにより、物理的な共有ストレージなしに、低コストで、Hyper-Vホスト クラスターも利用可能となり、計画的なダウンタイム、およびサーバ障害時等、予定外のダウンタイム時における可用性を向上できるとしている。
最新のHyper-Vに対応したことで、フェールオーバーする仮想マシンの優先度の設定や、同じノードで稼動させたい仮想マシンを指定し、フェールオーバー時に、同時に別のノードへ移動させるアフィニティ仮想マシン規則、あるいは、フェールオーバー時に、指定した仮想マシン同士(たとえば、複数のデーターベースの仮想マシン)が同じノードに配置されないようにできるアンチアフィニティ仮想マシン規則も利用できるという。
さらに、VMwareのLinuxベースの仮想アプライアンス版vCenterであるvCSA(vCenter Server Appliance)に対応。これにより、セットアップ時間を短縮できるほか、VMware vCenter用に必要だったMicrosoftのWindows ServerやSQL Serverのライセンスが不要となり、VMware環境において、より低コストな冗長化構成が可能になったという。
なお、7月5日に東京コンファレンスセンター品川で開催する「Networld Fes 2013」に合わせて、StorMagic社のCEOやSEが来日し、StorMagic社のブースにおいて、「StorMagic SvSAN 5.1」を、デモンストレーション含めて紹介する予定だという。
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