新製品は、最新のインテルXeonプロセッサー E3-1200v3製品ファミリーやインテルPentiumプロセッサーG3220を搭載し、従来機種に比べ処理性能を向上させたほか、バックアップ性能や可用性を大幅に強化したという。
新製品は、USB3.0ポートを標準搭載し、内蔵バックアップ転送速度を従来比約3.2倍に向上させることで、短時間でのバックアップを可能にしたという。また、冗長電源や稼働中のHDD/SSD交換に対応することで、システムの継続運用を可能にし、信頼性を向上させたという。
さらに、サーバとストレージをまとめて運用する際の電力管理機能を強化し、ユーザの運用管理工数低減に貢献するとともに、全製品の保証期間を3年に共通化し、中小規模システムの仮想化導入を支援するとしている。
今回、発表された新製品の価格(税別)と出荷開始日は次のとおり。
・1Wayエントリタワーサーバ「Express5800/GT110f」115,000円~(10月25日)
・1Wayタワーサーバ「Express5800/T110f-E」165,000円~(10月25日)
・1Wayスリムサーバ「Express5800/T110f-S」260,000円~(10月25日)
・スリムタワー型モデル「iStorage NS100Td」198,000円~(10月25日)
・1Uラックマウント型モデル「iStorage NS300Rd」398,000円~(11月26日)
また、新製品の主な特徴は次のとおり。
1. 「Express5800シリーズ」--バックアップ転送速度を向上
最新のXeonプロセッサーを採用で処理性能を従来比最大10%向上。また、USB3.0ポートを標準搭載により内蔵バックアップ転送速度を向上。さらに、冗長電源や稼働中のHDD/SSD交換に対応し、システムの継続運用を可能にすることで信頼性を向上。
2. 「iStorage NSシリーズ」--HDD容量を従来比約1.3倍に向上
4TBのHDDを搭載可能で最大容量を従来比約1.3倍の16TBに向上。また、サーバと連携させて一次バックアップを行う際のデータ転送速度を従来比約1.4倍、一次バックアップデータをストレージ内の内蔵データカートリッジへコピーして保管する二次バックアップの転送速度を従来比約3.2倍に向上。
3. サーバとストレージを合わせた運用管理機能の強化
「Express5800シリーズ」と「iStorage NSシリーズ」を合わせて運用管理可能な「ESMPRO」を強化。複数のサーバやストレージをグループ化し、電力消費を抑止するグループパワーキャッピングにおいて、手動で設定した優先順位に応じたキャッピングに加え、自動で均等に制御する方式を新たに追加し、システム全体の省電力化への取り組みを推進。
■「ExpressPortal」のWebページ
http://www.nec.co.jp/exp/
■「iStorageシリーズ」のWebページ
http://www.istorage.jp