日本HPは、エンタープライズ向けルーター製品のラインアップとして、同等機能の他社製品に比べて3倍以上の処理性能を提供する「HP HSR Routerシリーズ」および「HP MSR Routerシリーズ」の提供を開始し、国内ルーター市場に本格参入するとしている。
「HP HSR Routerシリーズ」は、データセンターのコアルーターや企業のセンタールーターとして使用可能なハイパフォーマンスモデルで、「HP HSR6600/6800」の2シリーズを展開するという。
「HP MSR Routerシリーズ」は、企業の支社、支店、営業所などのブランチオフィスや、小規模の営業拠点・店舗からWANを介して本社と接続するためのマルチサービスルーターで、「HP MSR930/2000/3000/4000」の4シリーズをラインアップするという。
「HP HSR Routerシリーズ」および「HP MSR Routerシリーズ」の市場投入により、エンタープライズネットワーク全体をカバーするルーター製品のフルラインアップを提供可能になったという。
また、これらのシリーズはさまざまな利用形態でルーターに必要となるソフトウェア機能を、追加ライセンス不要で利用することができ、導入・維持コスト削減に寄与するとしている。
今回発表された新製品の特徴は次のとおり。
・「HP HSR Routerシリーズ」
さまざまな高可用性技術を搭載し、キャリアグレードの高い信頼性を実現したハイパフォーマンスルーター。データセンターコア向け「HP HSR6800」と、企業のセンター向け「HP HSR6600」の2シリーズをラインアップ。
・「HP MSR Routerシリーズ」
ブランチオフィスと本社をWANで接続し、ブランチオフィスに本社と同じネットワーク環境を提供するためのさまざまなソリューションを実装したマルチサービスルーター。企業の支社、支店、営業所などのブランチオフィス向けの「HP MSR2000/3000/4000」、および小規模営業拠点・店舗向け「HP MSR930」の4シリーズをラインアップ。